手術室のご案内

手術室のリニューアル(全改装)について

白石病院 看護部

白石病院の手術室は平成2年に老朽化のため、1回目のリニューアル行いました。
そして2回目の手術室リニューアルを今回平成24年6月に終え、新しい手術室となりました。

今回のリニューアルは以下の理由によります。
平成22年より本格始動した整形外科(脊椎スポーツ外科)の診療にあたり当院の手術室が手狭であった。つまり術中X線透視の機械や多くの手術機械を必要とする整形外科の手術に対応できなくなってきたことです。より良い手術室環境を作ることで、安全で安心して手術が遂行できるようになりました。これは平成23年4月より脊椎・脊髄疾患の専門医が2名となり、地域の脊椎・脊髄疾患で困っている患者様をチーム医療で少しでも多く助けたいという気持ちからでした。

新しい手術室は感染防止の面からも工夫されています。塵埃の除去によりクリーンな空気を提供するヘパフィルター(0.3μmの塵埃を99.99%除去できるシステム)の空調設備となっています。中央材料室には熱水洗浄機械(ウォッシャーディスインフェクター)を設置し、滅菌管理士による滅菌物の管理・取り扱いなど感染防止の質の向上に取り組みます。
手術室面積も以前よりも拡張し、手術に必要な様々な機械や医療機器を置いても十分なスペースを確保したまま手術を行えます。
又、脊椎・脊髄という繊細な手術をより安全に行えるよう最新鋭の医療機器(マイクロ顕微鏡・マリスバイポーラ止血装置)を導入しました。
他方、手術室という独特な雰囲気を少しでも和らげるため、壁や床面は手術室ではあまり見かけない相調や、やわらかくそして明るい色使いにしています。

設備の新設だけではなく看護師教育も様々なシステム化された研修を行いレベルアップを図っています。他院への手術見学も平成21年より積極的に行ってきました。新人看護師の手術室への挑戦意欲もみかけます。

今後、白石病院では患者様が安心して、そして安全に手術を受けていただけるようにスタッフ一同取り組んでまいります。

平成24年6月14日

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