医師紹介

森実 和樹
Morizane-Kazuki

森実 和樹(もりざね かずき)
 水曜午前の外来を担当している、森実です。
 診察は、「小中学生から中高年までのひざの痛みをよくすること」をテーマにしています。
 
 ひざの痛みは、腰痛に次いで多くの方が困っておられる病気です。小中学生や高校生なら半月板損傷や成長期特有の障害、スポーツによる使いすぎ(オーバーユース)によって、痛みが出ることがあります。成人では、靱帯の損傷や、テレビなどでもよく話題になる変形性ひざ関節症によって痛みが出ることも数多くあります。
 こうした痛みを生活指導やセルフトレーニングで改善できるように、外来でお伝えできればと思います。ただ中には、薬を飲んでも、注射しても、リハビリテーションをしていても改善しないことがあります。どのくらいの期間こうした治療を続けて良いのか、迷われることもあると思います。こういった治療を続けても治らないのであれば、手術で症状を改善することが必要になることもあります。当院には入院設備、手術室を備えておりますので、手術という選択で、痛みを早く楽にすることが可能です。
 昨今、愛媛県でも、人工関節がはやっています。ともすれば、人工関節ですべて治ってしまうような印象をもたれがちですが、ちまたではやっている人工関節はあくまでも最終手段です。手術には通常の人工関節以外に、体への影響が少なく膝の曲がりを温存できるタイプの人工関節や、人工関節を使わないでご自身のひざを温存する手術もあります。患者さん一人一人にあう治療法、すなわち、その方の活動性、年齢、趣味やお仕事などに見合った治療法を提案させていただきますので、ひざの痛みをあきらめないで、ぜひ外来へお越しください。