白石病院 糖尿病 友の会
「三思会」 会報 第7号
発行日: H 28年 12月 12日
第7回目の患者会を終えて 薬局
薬剤師 宮尾 公志
第7回の糖尿病患者会“三思会”を無事開催することが出来ました。毎年この患者会の季節がくることを、
当院スタッフ一同楽しみにしており、3ヶ月前ほどより企画を練って準備してまいりました。
今回はレクチャーとして、当院外来看護師より患者様にお伝えしたい事として、失明を防ぐための定期
的な眼科受診のお願いや、糖尿病連携手帳の活用、CGMの有効性についてお話しました。さらにがん専
門医である当院理事長加藤抱一医師より、がんと糖尿病について講演を行い、がんの基礎的な考えとがん
患者数の現状、糖尿病との関連性について知識を深めました。
その後、愛媛県笑いヨガ協会の方々による、笑いヨガ体操を、患者様・スタッフで体験しました。意識
的に笑うこと、呼吸を整えること、今後の生活に活かしていけるよい経験となりました。
また来年の患者会が開催できることを楽しみにしております。
講演会 レクチャー
「がんと糖尿病」 「糖尿病診療に携わっていて伝えたいこと」
白石病院理事長 加藤抱一先生 看護師 越智和江
牧野先生より閉会の挨拶 <余興>「笑いヨガ」体験
えひめ笑いヨガクラブ・
愛媛県笑いヨガ協会の方
今年の三思会も例年通り各メーカーによる展示のほか検査室では、無料で血糖測定を行い、大盛況
でした。
お忙しい中、多数ご参加して頂きありがとうございました。(スタッフ一同)
糖尿病から眼を守るために
①より良い血糖コントロールが大事です。
②精密眼底検査を習慣づけましょう。
みなさんは、いまご自分がどの眼の状態であるかご存知ですか?
糖尿病網膜症は、単純、増殖前、増殖網膜症の3段階の順番を経て進行していきます。
網膜症は自覚症状に乏しいため、知らず知らずのうちに病態が進行していることがあります。
早期発見・早期治療に取り組めば治療の成功率は高くなります。
眼科医による眼底検査を定期的に受けることが大事です。
~眼科受診間隔の目安~
③運動は、主治医や眼科医に相談しましょう。
より良い血糖コントロールには運動療法が不可欠ですが、増殖網膜症に進んでいる場合、
激しい運動が眼底出血などのきっかけになることがあるので、散歩程度の軽い運動にとど
める必要があります。
④糖尿病眼(連携)手帳を持ちましょう
日本糖尿病眼学会から『糖尿病眼手帳』という手帳が発行されています。眼科と内科での
検査結果や治療内容を記載でき、内科医と眼科医の医師同士の連絡にも役立ちます。
通院の際にはぜひ携帯してください。